メジャーリーグへの挑戦を果たした読売ジャイアンツのエース、菅野智之選手がハワイで直撃取材を受け、その心境や過去の経験を語りました。菅野選手は、オリオールズへの移籍が決まった35歳という年齢での新たな挑戦に期待を寄せています。契約金は1年1300万ドル、日本円で約20億円となります。
菅野選手は、「本当にこの舞台に立つのが夢だった」と語り、アメリカでの勝負に対する自信を示しました。特に印象に残っているのは、昨年7月の横浜スタジアムでの試合です。気温35度を超える中、マウンドに上がった菅野選手は「横浜スタジアムは点を取られるイメージがある球場」と率直に述べつつも、8回を無失点に抑える好投を見せました。この試合は、彼にとってメジャー挑戦への自信を深める重要な出来事となりました。
また、菅野選手は元監督の阿部慎之助氏からの言葉が支えになったと明かしました。「粘ってればいいことある」とのメッセージは、彼のプロとしてのキャリアにおいて大きな意味を持ちました。特に、調子が悪い時期にこの言葉を思い出し、前向きな気持ちを持ち続けることができたと振り返ります。
菅野選手は、これまでの12年間のプロ生活を振り返り、苦しい時期や挫折を乗り越えた経験が今の自信につながっていると語りました。昨年はコロナ禍の影響でメジャー挑戦が断念されるなど、辛い思いもしましたが、今は新たなチャンスが訪れたことに感謝しています。
取材の最後には、ファンや支えてくれた人々への感謝の気持ちを述べ、「活躍する姿を見せたい」と力強く宣言しました。巨人の球団創設90周年を祝うイベントでは、400機のドローンによる演出が行われ、菅野選手への熱いエールが送られました。菅野選手の新たな挑戦に、ファンからの期待が高まっています。