フジドリームエアラインズ(FDA)の便が、パイロットのライセンス不携帯を理由に名古屋空港に引き返す事態が発生しました。2月10日午前7時35分に名古屋空港を出発し、岩手の花巻空港へ向かう予定だった351便は、出発から約30分後の8時頃に急遽旋回を開始しました。
乗客70人ほどが搭乗していたこの便は、パイロットが必要なライセンスを携帯せずに乗務していたことが引き返しの原因とされています。このため、351便とその折り返し便の運行に影響が出ることとなり、乗客には多大なご迷惑をおかけしました。FDA側は、「書類の不備のため、当名古屋空港へ引き返しました」と説明しています。
機内では、特に大きな騒ぎが起きることはなく、乗客に対しても冷静に状況が説明されたとのことです。運行はその後、正午25分発の次の便からは通常通り再開されました。
このような事態は、航空業界において極めて重要な規定を遵守することの大切さを再認識させるものであり、今後の運航において同様の問題が発生しないよう、運行会社側のさらなる注意が求められます。