【緊急解説】また!東北新幹線の連結部分が走行中に分離 東北・上越・北陸新幹線で運転見合わせ
JR東日本によりますと、今日午前11時30分頃、上野駅から大宮駅に向かっていた東北新幹線の「はやぶさ」と「こまち」の連結部分が走行中に外れ、列車は停止しました。この列車には約650人の乗客が乗車していましたが、現時点で怪我人は確認されていないとのことです。
現在、車両点検が行われており、東北新幹線と上越新幹線の上下線、さらには北陸新幹線、秋田新幹線、山形新幹線の一部区間で運転が見合わせられています。影響を受けた路線が広範囲にわたるため、多くの利用者に不便が生じています。
このトラブルは前回の昨年9月にも発生しており、当時も同様の形式の車両が連結部分の分離を引き起こしました。前回の原因は製造時に金属片が入り込み、電気回線がショートして誤って分離の指示が出たことでした。今回のトラブルも、同じ形式の車両であることから、同様の原因が疑われています。
現場は上野駅と大宮駅の間であり、速度があまり出ていない状態での発生だったため、より大きな事故には至らなかったことが幸いです。しかし、連結機が正常に機能していなかったことは、鉄道の安全に対する重大な懸念を引き起こしています。
現在、車両は近くの駅へ移動する作業が進められており、線路や電気設備に影響がないかどうかの点検も行われています。運転再開にはしばらく時間がかかる見込みで、運転ダイヤの乱れは夕方以降まで続く可能性があります。
利用者の皆様には、運行情報に注意を払い、今後の運行状況を確認するよう呼びかけられています。前回のトラブルでは、通常運転に戻るまでに約45時間を要したため、今回も同様の遅延が懸念されます。JR東日本は、安全確認が取れ次第、速やかに運転再開を目指すとしています。