日印海保 横浜で合同訓練 米豪の当局も初視察
横浜にて、海上保安庁はインド沿岸警備隊との20回目の合同訓練を実施しました。この訓練は、海上の安全確保や緊急時の対応能力を向上させることを目的としています。訓練の一環として、インドの純子線では船舶事故時における油の流出を防ぐための最新装備が視察されました。
また、海上保安庁の施設では特種救難隊の見学や、防護服を使用した実践的な訓練も行われました。これにより、各国の海上保安機関が協力し合い、より効果的な救助活動を行うための準備が整えられました。
今回は特に、アメリカとオーストラリアの海上保安機関も初めて視察に訪れ、クワッド(Quad)と呼ばれる4カ国の連携が強調されました。この国際的な協力は、インド太平洋地域における海洋安全保障の強化に向けた重要な一歩とされています。
海上保安庁の担当者は、「今回の訓練を通じて、各国の海上保安機関との連携をさらに深め、迅速かつ効果的に対応できる体制を構築していきたい」と述べました。今後もこのような合同訓練を重ねることで、地域の安全保障が一層強化されることが期待されています。