前橋育英が7大会ぶりに2度目の優勝を果たしました。決勝戦は、過去最多の観客が集まる中、前橋育英と流通経済大学柏の対戦となりました。試合は緊迫した展開が続き、前半12分には流通経済大柏の亀田歩選手が素晴らしいシュートを決め、先制点を挙げました。このゴールは彼にとって今大会4点目となります。
しかし、前橋育英も負けじと反撃します。前半31分、黒沢優選手が巧みにディフェンスをかわし、上げたクロスを2年生の柴野覇選手がヘディングで合わせ、同点に追いつきました。その後の試合展開は両チーム譲らず、90分間の本戦を終えても勝敗は決まらず、PK戦へと突入しました。
PK戦では、前橋育英のキーパー藤原選手が見事なスーパーセーブを連発し、流通経済大柏のシュートを2本止める活躍を見せました。藤原選手の奮闘により、前橋育英は10人目のキッカーで勝利を決定づけ、見事な逆転劇を演じました。
試合後、前橋育英には共産者を代表して平人株式会社の内川秋本社長から優勝杯が授与されました。内川社長は選手たちに対し、「本当にみんなのことが大好きでした。悔しさを感じる必要はありません。胸を張って帰りましょう」と激励の言葉を送りました。
この試合は、前橋育英にとって歴史的な瞬間となり、7大会ぶりの栄冠を手にしました。選手たちの努力とチームワークが実を結ぶ結果となり、多くのファンの心に残る試合となりました。今後の彼らの活躍にも期待が寄せられています。