横浜市で、クリスマスや誕生日に受け取った大切なプレゼントを盗まれ、涙を流す子どもたちの悲劇が発生しました。事件は昨年12月25日、鶴区内の公園で起きました。小学4年生と2年生の男の子2人は、家庭用ゲーム機「任天堂スイッチ」2台とゲームソフト7点を公園のベンチに置き、友人たちと遊んでいました。その直後、48歳の自称アルバイト、鴨志田真也容疑者が現れ、無造作にそれらを持ち去ったとされています。
この様子を目撃した女性が子どもたちに知らせると、4年生の男の子はすぐに119番通報を行い、盗まれたことを報告しました。しかし、2年生の男の子はその場で泣き崩れ、ショックを隠せなかったといいます。被害に遭ったゲーム機やソフトの中には、事件当日に贈られたばかりのクリスマスプレゼントや誕生日プレゼントも含まれていました。
警察の調査によると、鴨志田容疑者は事件発生直後に近くの買取店に姿を現し、盗まれたゲーム機などを持ち込んで売却を試みました。その際、運転免許証を提示していたことが逮捕の決め手となりました。容疑者は取り調べに対し、盗みを認め、「最近のゲーム機が買取店で売れるか試したかった」と供述しています。
鴨志田容疑者は地域で「水組みおじさん」と呼ばれることもあり、過去にはアルバイトを点々としていたとされています。警察は、今回の事件の詳細な経緯を引き続き調査しています。子どもたちの大切な思い出を奪ったこの行為は、地域社会に大きな影響を与えています。今後、同様の事件が二度と起こらないよう、警察の取り組みが期待されます。