ロサンゼルス周辺で発生した大規模な山火事は、発災から4日が経過した今もなお鎮圧の目処が立っていません。地元当局の発表によると、これまでに11人が死亡し、消失した建物の数は1万棟を超えています。バイデン大統領は10日、安否不明者が多数いることを明らかにし、今後死者が増える見通しを示しました。
火災の中心地であるパリセーズでは、かつて賑わっていた商業施設が完全に焼け落ち、多くの人々の生活が一変しました。焼失した場所にはスターバックスやレストランがあり、従業員たちは瓦礫の前で再び同じ場所で営業したいとの思いを語っています。
消火活動は続いており、風が少し和らいだことで火の勢いは抑えられつつありますが、週明けには再び強風が予想されており、懸命な消化作業が求められています。地域住民や消防士たちは、火災の拡大を防ぐため、昼夜を問わず努力を続けています。
この山火事は、ロサンゼルス地域だけでなく、周辺のコミュニティにも深刻な影響を及ぼしています。多くの人々が避難を余儀なくされ、地域のインフラや経済にも大きな打撃を与えています。今後の天候の変化が、消火活動にどのような影響を与えるのか、引き続き注視される状況です。