「タイパを気にしてる奴はダサい」大人たちはZ世代の価値観を決めつけるな！コスパ志向が人生にもたらす“真逆“の結果とは？   最近の若者、特にZ世代に対する大人たちの評価は厳しい。特に「タイパ」や「コスパ」といった言葉が頻繁に使われ、若者の価値観が否定的に捉えられることが多い。しかし、果たして本当に若者はこれらの価値観に囚われているのか？岸谷蘭丸氏、片石貴展氏、バブリー氏が語るこのテーマは、私たちに新たな視点を提供している。   岸谷氏は、「タイパを気にしすぎているやつはダサい」との考えを示し、特にコストを抑えることがパフォーマンスを下げる結果につながると指摘する。彼は、若者がタイパやコスパを重視することで、本来の価値を見失っているのではないかと懸念している。特に、YouTubeなどのコンテンツを「適当に作る」ことが、結局は質の低下を招くと述べた。   片石氏は、ビジネスにおいても同様のことが言えると強調する。彼によれば、数字や効率を追い求めすぎると、逆にクリエイティブな発想が阻害されることが多いという。コスパを重視するあまり、無駄を排除しようとする思考が、かえって新たなアイデアや価値を生む機会を失わせているのではないかと警鐘を鳴らす。   一方で、バブリー氏は「無駄なパフォーマンスが大切だ」と主張し、特に創造性が求められる分野では、無駄を楽しむことが本質的な価値を生むと語る。彼は、AIが定量的な作業を担う時代において、人間が重要視すべきは「無駄な時間」や「無駄な動き」にこそ価値があると指摘した。   このように、若者のタイパやコスパ志向は、単なる効率追求ではなく、逆に豊かな人生や創造的な発想を妨げる要因となる可能性がある。大人たちは、若者の行動や価値観を軽視するのではなく、彼らの視点から学ぶ必要があるのではないだろうか。   若者が持つ「無駄」の価値や、人生における時間の使い方について、さらなる議論が求められている。コストを抑えることが必ずしも良い結果をもたらすわけではなく、むしろその逆の結果を招く可能性があることを忘れてはならない。私たちは、若者の価値観を理解し、真の意味での豊かさを追求していくべきである。