機雷の爆破訓練中に出火か…江田島・海自の射撃場近くで山林火災 延焼続く

江田島市での海上自衛隊の射撃場近くにおいて、機雷の爆破訓練中に火災が発生したとの報告がありました。火災が発生してから約10時間が経過し、周囲には赤い炎がいくつも見えており、煙の動きからは風がそれほど強くないことが伺えます。 火災は午前9時半頃に発生し、江田島市では3日連続で乾燥注意報が発表されていたため、火が広がりやすい状況でした。消防隊は、海水を用いて消火活動を行い、住宅地でも炎が見える状況に至りました。警察も避難を呼びかけ、近隣の高齢者施設には煙が漂い、260人の利用者が避難する事態となりました。 火災現場の近くには海上自衛隊の長浜射撃場が位置しており、この日は下関基地隊に所属する機雷処理専門部隊が訓練を行っていました。訓練内容は、海中の機雷に爆薬を設置し、排除するためのものでした。爆破訓練は射撃施設から離れた場所で行われていたものの、周囲は煙に包まれている状況でした。 現在のところ、火災の原因は特定されていませんが、海上自衛隊の隊員は訓練中に火災が発生したことを消防に連絡していたとされています。地元住民は、自衛隊との共存関係を考慮しつつも、火災の影響を懸念しています。 火災は現在も延焼が続いていますが、消防や自衛隊は消火活動を終えているとのことです。今後の動向については引き続き注視する必要があります。

麻布台ヒルズとインターナショナルスクールが避難訓練

麻布台ヒルズとインターナショナルスクールが避難訓練 東京港区の麻布台ヒルズに位置するインターナショナルスクールが、阪神淡路大震災から30年を迎えるのに合わせて、震災訓練を実施しました。この訓練は、地震を経験したことが少ない約11人の児童が参加し、麻布台ヒルズを開発したモビル社の協力のもと行われました。 訓練では、モビルの担当者が模型を用いて、さまざまな種類の地震に対する建物の揺れ方の違いを説明しました。また、揺れを抑えるために校舎に施された装置についても、模型や壁の裏側の映像を交えてレクチャーを行いました。児童たちはアルミブランケットやエアマットを実際に使用し、避難時の備えを体験しました。 さらに、児童たちは異なる国籍を持つ仲間と共に、非常食の一環として「太陽のコメコ」のクッキーを試食し、備蓄品の重要性についても学びました。麻布台ヒルズ内のインターナショナルスクールには、6カ国以上の国籍を持つ3歳から11歳までの約760人が通学しており、多様な環境での安全意識の向上が図られています。 モビルの担当者は、「この街の中に子供たちがいるということが、地域の安全を支えるための大切な要素です」と述べ、訓練を通じて安心して通学できるようにする意義を強調しました。また、モビルは「逃げ出す街から逃げ込める街」をコンセプトに、防災拠点となるような街づくりを目指しています。 今回の避難訓練は、児童たちに地震への備えを促すだけでなく、地域全体での防災意識の向上にも寄与する重要な取り組みとして評価されています。未来を担う子供たちが、安全な環境で学び成長できるよう、今後もこのような活動を継続していくことが期待されます。

【ライブ】『ロス山火事』発災1周間、未だ被害の全容は見通せず/LA山火事、市長の辞任求め約13万人が署名…責任問う声相次ぐ ──ニュースライブ(日テレNEWS LIVE)

ロサンゼルス近郊のパシフィックパリセーズで発生した大規模な山火事は、発生から1週間が経過した現在も鎮圧の目処が立っていません。火事は7日に始まり、強風と乾燥した気候の影響で急速に拡大し、12日には火災面積が160平方キロメートルを超えました。現地当局によると、これまでに少なくとも24人が死亡し、行方不明者も多数存在しています。 火事の発生に伴い、約3万人に避難命令が出され、多くの住民が急いで荷物を取りに戻る混乱が見られました。多数の建物が焼失し、経済的損失は1500億ドル(日本円で約23兆6000億円)に達する見込みです。特に、高級住宅街として知られるこの地域では、著名人の住居も被害を受けており、タレントのパリス・ヒルトンや俳優のマーク・ハミルなどが自宅から避難したことを報告しています。 火事による混乱に便乗した窃盗事件も発生しており、地元当局は治安維持のため夜間の立ち入りを制限しています。強風は今後も続く見通しであり、火の勢いが衰える気配はありません。特に、火災現場では消火に必要な貯水タンクが枯渇し、消防士たちは十分な消火活動が行えなかったと報告されています。この事態に対し、ロサンゼルス市長の責任が問われており、2024年度から2025年度の消防局予算を27億円以上削減したことが批判されています。 さらに、専門家たちは地球温暖化が極端な乾燥を引き起こし、山火事のリスクを高めていると警告しています。今後、火災の拡大を防ぐための対策が急務とされています。バイデン大統領はこの火事を「過去最悪の火災」と表現し、30機以上の消防ヘリや400人の消防士を現地に派遣したことを明らかにしました。 現在も被害状況の把握が進められており、安否不明者の捜索活動が続いています。地域住民やボランティアによる支援活動も広がっており、被災者への衣類や寝具の提供が行われています。ロサンゼルスの山火事は、住民と地域社会に深刻な影響を及ぼしており、今後の動向が注目されています。