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米シアトルの空港で日航機がデルタ機と接触 けが人なし
シアトルのタコマ国際空港で5日、移動中の日本航空機とデルタ航空機が接触する事故が発生しました。アメリカの連邦航空局(FAA)によると、この事故は地上での移動中に起こり、日本航空機の主翼がデルタ航空機の尾翼と接触したとのことです。 事故が発生した際、日本航空機には乗客185人と乗員が、デルタ航空機には142人の乗客が搭乗していました。しかし、幸いなことに、けが人は確認されていません。両機は事故当時、航空機の運行管理区域外にあったと報告されています。 FAAと関係機関は、事故の原因を調査中であり、今後の詳しい情報が待たれます。このような接触事故は航空業界においては稀ですが、乗客の安全が最優先されるべきであることは言うまでもありません。航空会社は、運航の安全性向上に向けた取り組みを続ける必要があります。 シアトルは、アメリカ西部の重要な交通ハブであり、タコマ国際空港は多くの国内および国際便が発着する地点です。航空機同士の接触事故は、空港の運営や乗客の心理にも影響を与えるため、今後の調査結果に注目が集まります。
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1機“約100億円”の最新鋭ステルス戦闘機「F-35」がクルクル回転・墜落し大破…パイロットはパラシュートで脱出し無事 アメリカ・アラスカ
アラスカ州で最新鋭のステルス戦闘機F-35が墜落し、大破する事態が発生しました。この事故は訓練飛行中に起き、パイロットは無事にパラシュートで脱出したと報告されています。 目撃者の証言によると、F-35は空中で急激な回転を始め、完全に制御を失った状態で地面に向かって墜落しました。墜落の瞬間、機体は大きな爆発音と共に地面に衝突し、周囲に衝撃波が広がりました。映像には、落下する機体の近くにパラシュートが開く様子も捉えられています。 アメリカ空軍は、事故が発生した際、F-35が着陸態勢に入っていたこと、そしてパイロットが脱出に成功したことを明らかにしました。ただし、事故の原因については現在調査中です。 F-35は最新鋭のステルス戦闘機で、日本の自衛隊にも導入されています。一機あたりの価格は約100億円とされており、その高い技術力と性能から注目を集めています。今回の墜落によって機体は大破しましたが、パイロットが無事だったことは幸いです。 今後、事故の原因究明が進められるとともに、F-35の運用に関する安全対策が強化されることが期待されます。アメリカ空軍は、事故の詳細を調査し、再発防止のための措置を講じる方針です。
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世界初の艦載レールガン【進む日本と諦めたアメリカ】米海軍&海上自衛隊
日本とアメリカの海軍が、艦載レールガンの開発において対照的な道を歩んでいることが明らかになりました。レールガンとは、電磁力を利用して弾丸を高速で発射する新しい兵器システムであり、従来の火薬を使用しないため、高速かつ高精度な攻撃が可能です。 日本の海上自衛隊は、2023年8月に世界初の艦載レールガンによる洋上射撃試験を成功させました。この試験は、海上自衛隊の試験艦「いずも」に搭載されたレールガンを用いて行われましたが、具体的な試験の海域や詳細なデータは非公開とされています。防衛装備庁は、レールガンと高出力レーザーシステムの研究成果を発表し、特にレールガンの連続射撃能力に注目が集まっています。試作段階においては、2297m/s(約マッハ6.6)の初速を記録し、安定した発射が実現しています。 一方、アメリカの海軍は、2007年からレールガンの開発を進めてきましたが、2021年に艦載型レールガンの開発を事実上中止しました。アメリカ軍のレールガンは、64メガジュールの出力を目指し、370kmの射程を設定していましたが、実用化には多くの課題が残っていました。特に、発射までの充電時間や電力供給能力の確保が難しく、これが運用の実現を妨げる要因となりました。 アメリカ海軍は、レールガンの開発中止を決定した背景には、現代の軍事戦略における新たな脅威への対応がありました。超音速ミサイルなどの新兵器の開発が進む中、火力の向上よりも新たな技術の導入が求められています。そのため、アメリカは艦載砲の撤去を進め、極超音速ミサイルを搭載するための垂直発射装置(VLS)への転換を計画しています。 現在、日本はレールガンの研究を進める一方で、アメリカは極超音速兵器に注力しています。どちらの国も、最新技術の開発において国際的な注目を集めており、今後の動向が期待されます。艦載レールガンの実用化に向けた日本の取り組みと、アメリカの新たな戦略がどのように展開していくのか、引き続き注視が必要です。