アメリカのドナルド・トランプ大統領は22日、不法移民対策を最優先課題として掲げ、メキシコとの国境からの外国人の入国を一時停止する大統領令に署名しました。この新たな措置は、メキシコとの国境を事実上封鎖し、すべての外国人を対象とするもので、不法移民がアメリカに流入する主要な経路を遮断することを目的としています。   トランプ大統領は、関係省庁に対し、国境を越えて不法入国する外国人を直ちに撃退し、送還し、排除するための具体的な措置を講じるよう指示しました。この指示は、国境警備のさらなる強化を求めるものであり、政府は迅速に対応する意向を示しています。   また、アメリカ国防省は、国境警備を強化するために1500人の兵士をメキシコとの国境に追加派遣すると発表しました。この派兵の規模は、今後1万人に拡大する可能性があると、ワシントンポストが報じています。これにより、トランプ政権は不法移民の流入を防ぐための取り組みを強化し、国境の安全性を高めることを目指しています。   この大統領令の施行により、アメリカとメキシコの国境地域における緊張が一層高まることが予想されます。トランプ氏は、国民の安全を守るために厳格な移民政策が必要だと主張しており、今後の展開が注目されます。

日本のミサイルは強いのか？大量導入する最新ミサイルとその役割【日本軍事情報】   近年、中国や北朝鮮のミサイル脅威が増大する中、日本は反撃能力の保有を検討しています。この状況を受けて、日本が現在保有するミサイルとその開発状況について詳しく紹介します。   ミサイルとは、目標に向かって誘導を受けるか自立誘導によって自ら進路を変えながら飛行する軍事兵器です。攻撃目標別に分類すると、対地ミサイル、対空ミサイル、対艦ミサイル、対戦ミサイルなどがあります。特に日本は、航空自衛隊の戦闘機から発射される空対空ミサイルや、地上から発射される地対空ミサイルを中心に開発を進めています。   日本の初期の空対空ミサイルは、アメリカのAIM9Bサイドワインダーを模倣した69式空対空誘導弾（AAM1）です。これは国産ミサイル開発の第一歩となりました。しかし、信頼性が低く、量産は一度だけに留まりました。その後、AAM2の開発も試みましたが、こちらも開発中止となりました。   1990年には、航空自衛隊が国産のAAM-390式空対空誘導弾を採用しました。これは、固体燃料ロケットを用いてマッハ2.5まで瞬時に加速し、敵の赤外線を探知して攻撃します。その後も、AAM-4やAAM-5といった新型ミサイルが開発され、特にAAM-4は高い性能を誇り、現在も航空自衛隊によって配備されています。   地対空ミサイルに関しては、03式中距離地対空誘導弾が注目されます。これは民生技術を取り入れたコストパフォーマンスに優れたミサイルで、射程も長く、高い撃墜率を誇っています。また、パック3やSM-3といった弾道ミサイル迎撃システムも導入されており、北朝鮮の脅威に対抗するための抑止力となっています。   中国のミサイル戦力の増大は、日本にとって大きな脅威です。特に、射程1000km前後の弾道ミサイルや巡航ミサイルが日本に向けられている現状は、無視できません。これに対抗するため、日本はミサイル防衛システムの整備を進めています。具体的には、イージス艦や地上レーダー、早期警戒機などを一つのシステムとして連携させ、効率的な防空を実現する計画が進行中です。   さらに、日本は最新のSM-6防空ミサイルの導入を決定しました。これは、航空機や巡航ミサイルを迎撃する能力に加え、超音速兵器にも対応する予定です。また、ミサイルの射程延長や超音速化も進められており、ASM-3やジョイントストライクミサイルなど、新しいタイプのミサイルが次々と導入される見込みです。   これらの計画が実現すれば、日本は世界有数のミサイル戦力を持つことになるでしょう。しかし、防衛関連費の増大は経済状況に影響を及ぼす可能性があるため、私たちはこの情報に耳を傾け続ける必要があります。日本の防衛力強化に向けた動きは、今後も注目されるでしょう。