香川県佐木市で、金魚専門店に現れる野生のカラスが話題を呼んでいます。このカラスは、初めて目撃された際には、その大きな体が襲撃を予感させたものの、実際には全く違う行動を見せました。防犯カメラの映像に収められたのは、スマートフォンを向けられたカラスがまるでペットのように手乗りを披露する姿でした。   このカラスは、約10日前から連日金魚専門店に現れ、訪れる人々を楽しませています。驚くべきことに、金魚を襲ったり餌を取ったりすることは一切なく、むしろお行儀が良く、周囲の人々とのコミュニケーションを楽しむ姿が見受けられます。撮影者は「友達だと思っているのかもしれない」と語り、その賢さや愛らしさに感心しています。   映像の中で、カラスは撮影者に近づき、まるで彼らの心を読み取るかのように距離を詰めていきました。撮影者は「カラスと友達になれると思っていなかった」と驚きを表しつつ、カラスの行動を楽しんでいる様子が伺えます。カラスのコミュニケーション能力の高さや、他の動物と違って人間に対して友好的な態度を示すことが、今回の現象を特別なものにしています。   一見すると、カラスの行動は「襲撃」のようにも見えますが、実際にはその逆で、特に危害を加えることはなく、むしろ人々との絆を深めているのです。このようなカラスの姿は、地域の人々にとって新たな癒しを提供しており、驚きとともにコミュニケーションの大切さを再認識させる機会ともなっています。今後もこのカラスの動向に注目が集まりそうです。

スロバキアのクラインビジョン社が開発した空飛ぶ車「エアカー」の試作機が、7月1日に成功裏に試験飛行を終えました。この試験飛行では、西武のニトラ空港を離陸し、首都ブラチスラバまでの75キロの距離を35分で飛行しました。着陸は142回目の試みであり、初めて二つの都市の空港間を結ぶ飛行が実現したことが報告されています。   試作機は、空の旅を終えた後、主翼を折りたたみ、尾翼を格納することで、地上ではスーパーカーのようなスタイルに変身します。この変身にかかる時間は約3分。クラインビジョン社によると、この機体は巡航速度190キロで飛行可能ですが、次のモデルでは巡航速度300キロを達成し、航続距離は1000キロに達する見込みです。   この試験飛行の成功は、未来の空の移動手段としての可能性を示す重要な一歩となりました。空飛ぶ車が実用化されることで、都市間の移動が迅速かつ効率的に行えるようになることが期待されています。クラインビジョン社は、今後のさらなる開発に向けて意欲的に取り組んでおり、空飛ぶ車が私たちの生活にどのように影響を与えるのか、注目が集まっています。