茨城県常総市で発生した火災が、周辺の雑木林や建物に燃え移る事態となり、消火活動が続いています。火災は午後3時前に坂手町で発生し、約4時間後の現在も、消防隊員たちが消火作業にあたっています。消防によると、火は枯れ草から始まり、その後、周囲の雑木林や1棟の建物に延焼したと見られています。
幸いなことに、現時点では怪我人や逃げ遅れた人の確認はされていないとのことです。しかし、火災発生直後から、強風による火の勢いが増しており、周辺住民に大きな不安を与えています。地元住民は、煙が立ち込める中で避難を余儀なくされており、市は坂手町の720世帯、2043人に避難指示を出しました。
茨城県では、強風注意報と乾燥注意報が発表されており、これが火災の発生に影響を与えた可能性があるとされています。消火活動は今も続いており、消防隊は火の完全鎮火に向けて全力を尽くしています。引き続き、現地の状況に注視し、住民の安全確保に努めていく所存です。