豪雪災害に苦しむ青森 “今季最強寒波”襲来も 連日の除雪で住民「もう疲れました」

青森県は新年早々、記録的な豪雪に見舞われ、住民たちが厳しい状況に直面しています。1月6日から7日にかけて降り続いた雪は、青森市内の交通を麻痺させ、道路は大渋滞に見舞われました。普段は15分で済む移動が、2時間以上かかることもあるといいます。

青森市では、雪の重みで屋根が歪むなどの被害が発生しており、住民たちは除雪作業に追われています。多くの人々が仕事の合間に雪かきをし、帰宅後も自宅の周りの除雪に追われている状況です。「もう疲れました。いい加減にしてください」といった声も上がっており、住民の疲労感が伺えます。

青森県知事は、この豪雪を「最大規模の豪雪災害」と位置づけ、自らの身を守ることが最優先だと強調しています。市内の雪捨て場では、雪を乗せたトラックがひっきりなしに行き交い、多くの雪が搬出されています。しかし、今後も寒波の影響で降雪が続く見込みで、住民たちの不安は高まっています。

除雪作業は急ピッチで進められていますが、青森市によると、除雪に関する相談が9000件以上寄せられているとのこと。中には、住宅周辺の道路が先月30日以降一度も除雪されていないという声もあり、住民たちの安全が脅かされています。

ある男性は「除雪が進まないと本当に大変です」と語り、別の男性は「これが災害級の大雪だと実感しています」と話しました。連日の除雪作業に疲れ果てている住民たちの姿が、青森の厳しい冬の現実を物語っています。

青森市内では、交通量が少ない時間帯を利用して夜間の除雪作業も行われており、少しずつ道路の状況が改善されていますが、依然として多くの場所で雪が残っており、完全な復旧には時間がかかりそうです。住民たちは、早急な除雪作業を求めており、今後の天候にも注意が必要です。

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