「降下訓練始め」中谷大臣も体験 離島防衛を想定し過去最多の11カ国が参加

陸上自衛隊の第1空定団による降下訓練が、千葉県の奈良野演習場で実施され、中谷防衛大臣がその訓練を体験しました。この訓練は、外国からの侵攻を想定した離島防衛を目的としており、参加した部隊はヘリコプターや輸送機から約210人が順次降下しました。

今回の降下訓練には、アメリカやイギリスをはじめ、イタリアやフィリピンなど過去最多の11カ国が参加しており、国際的な協力の重要性が強調されました。中谷大臣は、降下訓練の前に、実際に落下の動作を習得する訓練を体験し、自身の体験を通じてその重要性を実感した様子でした。

中谷大臣は、この合同訓練が日本の戦略的なインド太平洋防衛に向けて力強い一歩であると評価しました。日本は、地域の安全保障を強化するため、国際社会と連携し、共同訓練や演習を通じて相互理解を深める努力を続けています。

訓練の内容は、プロフェッショナルな自衛隊員たちが精密な動作で行うものであり、参加国の駐在軍との連携が求められます。中谷大臣は、各国の参加者がそれぞれの技術や戦術を持ち寄り、相互に学び合うことが、今後の防衛力強化につながると述べました。

今回の訓練は、インド太平洋地域における安全保障環境の変化を背景に、日本が国際的なパートナーシップを強化し、地域の安定に寄与するための重要な一環です。今後も、こうした共同訓練を通じて、各国との連携を深めていく方針です。

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