【大船渡市の山林火災6日目】被害拡大…約4600人に避難指示、2100ヘクタール焼失

大船渡市で発生している山林火災は、6日目を迎え、被害が拡大しています。現在、約4600人に避難指示が出され、焼失面積は2100ヘクタールに達しました。これは、全国で年間に発生する山林火災の消失面積の約3倍に相当します。 火災は124時間以上にわたり燃え続けており、炎は依然として広がりを見せています。新たに確認された火災地域では、赤崎町口地区を中心に複数箇所で火の手が上がり、建物も炎に包まれています。自衛隊のヘリコプターが上空から山水を行い、住宅への延焼を防ぐための努力が続けられていますが、午後3時半過ぎには焼け跡の中に炎が残っている状況です。 市民は、日中の煙の影響で不安な日々を過ごしています。特に、友人や家族を失った人々の悲しみは深く、避難所では中学3年生を対象にした勉強会が開かれ、少しでも心を落ち着ける活動が行われています。「みんなで頑張ろう」と支え合う姿が見られる一方で、心の傷を抱える子どもたちも多く、厳しい状況が続いています。 市は、避難指示を受けた4596人に対し、必要な支援を行っていますが、鎮圧の見通しは立っていません。今後、明後日の朝から翌日にかけて雪や雨が降る予報が出ており、これは火災発生以降初めてのまとまった降水量になる見込みです。この降雨が火災の鎮圧に寄与することが期待されていますが、避難生活が続く市民の不安は依然として大きいです。 大船渡市の山林火災は、地域に深刻な影響を及ぼしています。今後の情報に注意し、被災者への支援を続けていく必要があります。

春の陽気から一転…気温20℃以上ダウンで都心でも雪 4日も都心で積雪の恐れ 首都高速などで「予防的通行止め」の可能性も【news23】

春の陽気から一転し、東京都心での雪の降り始めが報じられています。4日の天気予報によると、都心でも積雪の可能性があり、気温は驚くべきことに20℃以上も低下する見込みです。午後7時前、東京新宿では気温が3.9℃にまで下がり、冷たい風が吹き荒れました。この急激な気温の変化は、春の訪れを感じさせる先週の22.1℃から一変したものです。 午後2時過ぎには、新宿で雪が降り始め、東京23区内では次第に雨から雪へと変わりました。都心での雪は昨年12月以来のことで、多くの人々が驚きと共に雪を楽しんでいる様子が見受けられました。特に、観光名所である雷門では、観光客が雪の中で記念撮影を楽しむ姿が見られ、杉並区の商店街では子供たちが雪を見上げて笑顔を浮かべる光景も広がっていました。 埼玉市や宇都宮市、水戸市でも雪が降り、雪の重みで竹が道路に倒れるなどの影響が出ています。寒さが厳しい中、埼玉市ではラーメンフェスが開催され、熱々のラーメンが多くの人々に温かさを提供していました。 しかし、今後の天気には注意が必要です。4日の都心は真冬並みの寒さになると予想され、雪がうっすらと積もる可能性があります。特に交通への影響が懸念されています。国土交通省は、首都高速道路や透明高速道路の一部区間において、予防的な通行止めが行われる可能性が高いと警告しています。また、JR東日本は、4日の午後3時以降に運行する中央線特急列車のうち37本の運転を見合わせることを決定しました。 この急激な気温変化と雪の影響により、都心では交通の混乱が予想されるため、外出の際には最新の情報を確認し、安全に行動することが求められます。春の訪れを感じる間もなく、再び冬の厳しさが戻ってきた日本の気候に、注意が必要です。

『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』著者流・コンセプトのつくり方/編集者が思わずオファーしたくなるnote記事とは?/自分の思想を「ストーリー」にする技術(三宅香帆)【NewSchool】

著者・三宅香帆氏が新刊『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』で語る内容が注目を集めている。この本は、働きながら本を読むことが難しくなっている現代社会の実態を掘り下げ、特に成人の読書離れが進行していることに焦点を当てている。文化庁の調査によれば、16歳以上の約60%が月に1冊も本を読まないという結果が示されており、これは大人の読書習慣が極端に低下していることを示唆している。   三宅氏は、働くことが読書の妨げとなる理由を自身の経験を通じて明らかにし、読書の重要性を再認識させることを目的としている。彼女は、ビジネスマンにとって本を書くことが名刺代わりになり、自分の思想を広める手段であると強調する。特に、普段の生活の中で本を読む時間を持てない人々が、実は多くの価値を持った言葉を持っていることに気づくことが、ベストセラーを生む可能性があると述べている。   また、三宅氏は本のタイトルやコンセプトの重要性についても触れている。彼女は、自身が提唱する「問題定義」がいかに重要かを説明し、タイトルが読者の興味を引くための鍵であると指摘する。特に『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』というタイトルは、彼女自身の実感から生まれたもので、多くの人々の共感を呼んでいるという。   コンセプトを作る上での有効な手法として、三宅氏は「アンチテーゼ」や「新しいものを組み合わせる」ことを提案している。例えば、現代の流行を逆手に取ったり、異なるジャンルの要素を掛け合わせることで、独自の視点を生み出すことができるという。これにより、他者と差別化された魅力的な内容を作成することが可能になる。   最後に、文章を書く際の重要なポイントとして、読みやすさと説得力が挙げられる。三宅氏は、特に記事や本を書く際には、読者がパッと内容を理解できるようにすることが重要であり、同時にその内容を信じさせる力を持つことが求められると述べている。   三宅香帆氏の講義は、ただの読書論にとどまらず、現代社会における働き方と文化の在り方を問い直すきっかけとなるものである。彼女の経験と洞察を通じて、多くの人々が再び本を手に取るきっかけを得ることが期待されている。